ゲームの感想

ただの感想です
いつでも改訂・削除・ごまかし・つくろい・なかったことにする・改める・恥ずかしがる・
などする予定です







動物で森
作者の方(かた)のサイト

野球ペンデュラムでお馴染みの方の新作を拝見したので遊ばせて頂きました。
一言で言うとたまんねえって感じでした。こういうのたまんないです。

どんどん沸き出る欲を感じました。もっとアイテムが見たい、もっと会話が見たい
もっと中毒になりたい、もっとエンディングが見たいという欲です。
ひたすらボタンを押して進める画面や、素っ気ないのに存在感のありすぎる
アイテムたちへの依存度が100%に達するのを感じました。
これ熊だったのか。というか主人公は熊だったのか。樹海の王者というからには
もう少しでいいからエンディングであれな方向にキメられたかった気もしますが、
死体を踏みつけにして樹海をさまよう王者の風格を思えば、些細なことですね。

アイテムや用途、キャラクターとエンディングの種類がもう少しあったなら
(エンディングに関してはやりこみが足りなくて見られていないだけかもしれません)
携帯アプリとして売られていれば即刻購入し、新作のチェックをするため
毎日虚ろなF5攻撃を繰り出すかもしれないくらい、たまんない雰囲気でした。
環境の都合上、音を出さずにプレイしたので、音を出してまた衝撃を受けたら追記します。
いいなあこういうアドベンチャー。こういうアドベンチャー作りたいですねえ。
HSPは光の速さで投げた我が身が嘆かれます。ボタンで進んでいくのっていいですよね。
98ライクな画面であれば更にです。あの灰色のフォルムたまんないですよね。
僕あのボタン大好きなんですよ。あのボタンを使うゲームが作りたくて
ゲーム的サウンドノベルへの模索を敢行したようなものです。ボタンいいよね。
ボタン、ボタンっていいよ、ボタンいいよね。

灰色のボタンです。
そういうたまんなさでした。面白かったです。会話と友好度がもう少し密接に関係していて
バリエーションがあったら1ヶ月はやりこんだと思います。と言いつつ
すでに一週間くらいもうやり込んでいます。爪の餌食にした後の
セリフが一定なのも樹海ならではの切なさなのでありましょうが、もう少し
種類があったら…と、とにかく「もう少し!もう少し!」と、もう終わりだと
言われているのにしつこい客状態になる自分を止められませんでした。

プレイするシステムとしては、ランダムで場面を出し、HPを気にしながら
アイテムとコマンドでキャラクターとの友好度をあげさげするというのが
基本的な動きで、安心して遊べる非常にオーソドックスなADVの形だと思います。
そこに思い切ったテキストがブリブリ盛り込まれることで、つい惹き込まれてしまう
個性的な逸品に仕上げられているのではないでしょうか。

ただ会話しているだけでも殴られ、HPが減っても特に表記は出ないので
うっかりするとすぐ死ぬのですが、セリフというか次なるテキストを
見るためだけに工夫を凝らしてゲームを続けたくなる魅力があります。
必要に応じてある程度キメ、トカレフで一人ずつ片付け、一人は回復用に買収。
友好度がそれなりにあってもたまに殴られるリスクに舌鼓を打ちながら、
何か落ちていないか鬼の形相でひたすら歩く自機こと熊ちゃんを操り、
無事君臨することができました。ありがとうございます。

エンディングでは中毒性や友好度の数値が出ます。ということはもしや
これでエンディングが変わるのだろうか?と思い、今度は数値に注目して
プレイを再開。

同朋は殺してもクスリはやらない、そんな真人間を貫いてみましたが
特に変わった様子はありませんでした。王者にとってクスリなど
気にするようなことではなかったのです。
また、友好度を1000以上にあげてみたりもしたのですが、トカレフると
一気に落ちるので、結局最終的な友好度は同じような数値でした。
そりゃあそうですよね。撃ち殺されてるのに友好度がプラスになるような
性格なら、話してるだけで殴ったりしてこないんですよ。ロバが!!!!
もっともっとあげても、殺すと結局マイナスになるんでしょうか?

当感想には、もう少しこうだったらという要望が随所に見られますが
そうでないことにも理由は見つけられるので、何がなんでも
こうだった方がよかったというワケではありません。例えばアイテムの種類が
もう少し多かったらなあというのは、単純にアイテムの種類や使い方や
テキストに魅力を感じたからの感想であり、このゲームシステムにおいては
アイテムの種類を増やすべきであるという要望ではありません。
もっともっとと思わせる魅力と共に、現状の数、効用であるからこそ
現状の雰囲気が作られているのだと納得させる力も感じました。すごい。
dilemmaに悶える快感です。ところで角がとがっていて不愉快だなんてひどい前提ですよね。
つのは可愛いものですよ。これはゲームと関係ない話です。

共感したのに本当のことが言えなかった時。
友好度があがることもあれば変わらないこともあることに気付き、
王への道すがら樹海にやがて散る二人の青春を想いました。

残念ながら今に至りエンディングは一つしか見られていませんが、
オーソドックスな画面やシステムで個性的なテキストという、大好きなタイプの
ゲームに出会えて感激でした。ありがとうございました。
ADV好きの脳汁を丸絞りするような、感性の力を体感できました。



おつかれさまでした
inserted by FC2 system